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シキガミ感想 [ゲーム]

プロ野球では戦力外通告が解禁となり、各球団より発表が行われております。広島からは林、宮崎、川口、菊地原と育成の松田に戦力外通告が行われました。喜田剛寂しいな・・・。

で、それとは関係なくシキガミの感想を書いちゃおうかと思います。
なんで7月発売のエロゲの感想を書いてるって仕方ないじゃないか終わったの9月だし。
あと書く時間もなっかなか取れなくて大変でした。

まずはあらすじ

平安時代、おちこぼれ陰陽師だった主人公、芦屋道満は自らを肯定してくれた藤原道長に恩を報いるため、必死に這い上がり、ついには道長護衛の任に着くまでになった。
しかしある日、天才陰陽師安倍晴明の罠にはまり、築き上げたその地位を奪われることとなる。
そして後日うっかり喧嘩を売ってしまったことがきっかけで決闘を行う事となるが、当然勝てるわけは無く、さらには直後にまたもや晴明の罠にかかり、都を追放処分となる。

こうして、芦屋道満はこました道長の従妹、顕光を 連れ、晴明への復讐のため、知略を尽くし最強の軍団に立ち向かうこととなる・・・。

と、まあ大体こんな感じ。文章力皆無ですね。ええ。
このゲームはジャンルにもある通りSLG(ウォー・シミュレーション)で、二キャラでの部隊を組み(例外あり。後述)、敵のユニットを倒して行き、各マップに定められた中継点にユニットを移動させ領土を拡大して行くのが基本です。
平安京到達までが共通√で、分岐後はそれぞれ異なった目標をこなしていくことになります。また、ユニットの中でも式機甲(しきふれーむと読む)を用いるキャラは、単体で部隊を組むことになり、戦闘中味方の援護などを受ける事が出来ません。
戦闘システムはコマンド選択方式で
    •    行動
ユニットの移動もしくは攻撃
    •    スキル
条件を満たしている場合、各キャラクター固有のスキルを発動させる事が出来る
    •    撤退
選択中のユニットが左端にいる場合にのみ選択可能。戦闘を強制終了させることができるが、経験値が入らず、一時的に該当ユニットの戦闘力が下がる
    •    捕獲
相手ユニットを捕獲する事が出来る。イベント戦でも選択可能だが捕獲出来ないので選択するメリットは無い
    •    待機
何もせずその場で待機する
    •    溜める
    •    スキルゲージを2溜めることができる。
これらのコマンドを駆使して勝利を目指します。また、イベント戦ではない通常戦闘では6ターンの制限時間があり。これがゼロになると戦闘は終了となります。この場合はわずかながら経験値も貰えます。
ユニットの強さは数値と属性により決められており、剣<槍<弓<剣 という三すくみの関係になっています
また、ゲームを進めて行くと「陰陽ゲージ」が溜まるようになります。これは戦闘中の与・被ダメージの量に応じてたまって行くのですが。これが100%まで溜まると、左上のスイッチをクリックして戦闘における三すくみを逆転させる事が出来ます。使用の際には自分のユニットのHPが回復します。

シミュレーションパートについての説明はとりあえずこんなところにしておいて、次はADVパート。
ターン初めには日常パートと平安京潜入パートがあり、日常パートでイベントを見た後、平安京潜入パートで行きたいところを選択してイベントを起こします。
イベントの中には「五月姫の工房」があり。基本的にいつでも選択することができます。ここでは、アイテムの購入や、アイテムを用いた式神の生産を行う事が出来ます。

ほとんどシステムについての説明になってしまいましたが評価を書きたいと思います。

DDBBC

こんな感じ。

評価の難しい、というかエロゲとしては変わり種の部類に入るので、ADVで使ってる評価方式を用いるのもなんだかなーと自分でも思ったりします。ただまぁややこしくなるし解説は書くので今回もとりあえずこれで。

エロに関しては朱・を除けばぐうの音も出ないほどのワンパターンでしたが、モブ以外の女性キャラ全員(各最低二回)という数の多さを評価しました。
シナリオに関しては可もなく不可もなくといった印象。ただ、コメディ寄りにしすぎてややファンタジー色が強くなってしまったことと、やたらと横文字を使ってたのもマイナス点でした。
絵は特に不満点はなく、全体的に私好みでした。
次にサウンドですが、個人的にはOP含め好みの曲が多く、好印象でした。数も十分で問題点も無かったので、そのまま評価としました。

そしてシステムについて。
こういうゲームは少ないので、ちょっと評価に迷いました。
ゲームとしての出来は良かったと思います。難易度は若干ヌルめですがまあ十分でしょう。
戦闘に関しては、ダメージは基本的に乱数なしで決められている、つまり条件が全く同じであれば与えるダメージも全く同じなのですが、これが逆に戦略性を増やしていた印象を受けました。また、いくつかのバグもありましたがプレイした限りでは致命的なものはありませんでした。
ただ、敵の動き方が2~3パターンくらいしかなく。駒の動かし方という点においてはやや単調になりがちな部分も見受けられました。
それと、やっぱりマップが狭すぎです。各エリアでもっと進軍ルートを増やしたらさらに戦略性が高まったように思います。

そして、これが今回記事を書くのが遅れた理由の一つなのですが、とにかく長過ぎる。
全部で6エリアを制圧することになるのですが、1つのエリアを制圧するのに防衛含め10ターン前後はかかるため、個別に辿り着くまでにひたすら時間がかかります。
さらに、個別では難易度とセーブのタイミングによっては手詰まりになる箇所もあり、これまた時間がかかります。
√は隠し含め4つですが、エリア制圧は全ての√で行わなければならないため、全部で4周きっちり回らなければなりません(ちゃんと周回しないとクリア特典のアイテムが貰えないため、それらが必要な隠し√に行けない)。
しかも起きるイベントは隠し√と個別以外基本的に変わらないため、三周目以降はほとんど作業に近い感じになります。もう少し選択肢などがあればよかったのですが・・・。
これらの項目を総合的に評価して、問題なく楽しめたという意味でC評価にしました。

全体的に見てノリのいい作品ですが、先にも述べたようにエロゲとしては変わり種のため、まずは体験版をプレイする事をおすすめします。
また、先に大きなバグは無かったと書きましたが、これは現在出ているパッチを当てた上での評価です。パッチ無しでは進行不能バグ他細かなバグがあるので、製品版をプレイする際にはインストール後必ず公式(http://www.akabeesoft2-try.com/top/supports.php)より配布されているパッチを当ててください。

とりあえずこんなところで。今月は延期になったイヅナ斬審剣が控えているので、次はこれの感想になると思われます。
新曲もそろそろ公開するので期待せずに待ってて下さい。


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